プレイすればプレイするほど名作なので感想書きます。
今回はネタバレが含まれてるので、未プレイの方は自己責任で。
前回の紹介ではやたらとホラー要素を推してましたが、この作品の根源はとってもピュア。

・弱い自分やコンプレックスを克服し、どう向き合って生きていくか
・過去に犯した罪に対しての贖罪
・純愛

こうしてみるとよく見るテーマなんですけれども、それをこの恐ろしい狂気の世界観、
憎しみや怒りといった感情を前面に押し出してるところがもう衝撃でした。
これぞスクリーミング。

信号機ヒロイン3人組の中だと葵ルートが個人的に好みでした。
ドレスを着た葵ちゃんが洋館で初っ端から主人公と肉体的に繋がっちゃうところで色々と来ました。
鏡の世界から脱出のキッカケが鏡合わせっていうところとかメルヘン溢れてて凄い好きですね。
弱い自分と向き合えた瞬間に現実に戻って来れるところに鏡合わせっていうところに思わず唸ってしまいましたw
一番グッと来たのは髪を結んだ葵ちゃんだと言っておきます(台無し

ちなみに葵ルートのバッドエンディングの「ラストコール」はもうこのゲーム一番のトラウマでした。
いや、ドリルはあかんて…ドリルは…。
次点で希衣佳ルートの「復讐者のレクイエム」でのホースのアレ。
もう道端でホース見るのツライ…。

このゲームはユカのためにあるといっても過言ではないほどユカルートに全てが詰まってます。
3人のヒロインのルートではいわゆる敵対関係にあるため、ただただ憎らしいだけだったユカも、愛おしいし、逆に復習に燃える男らしく頼もしかった由規も憎しみに満ち溢れていたり。
3人攻略してからのユカルートっていうところの見せ方が良いですね。

井戸に閉じ込められて血が~とか、虫が~、の描写は本当にゾワッと来ましたね。
そりゃ世界の全てが憎くなりますわ…人を殺しくなりますわ…。

恭司と2人で逃亡してからのストーリーは閉塞感溢れてて本当に好き。
バス停の小っちゃい小屋でちっちゃくなるユカちゃん可愛い。
ユカを必至に庇う恭司に対して由規が感情を爆発させてるシーンとか胸にきました。
それぞれ大事に思ってきたことってあるもんね。

ラストでユカの贖罪のシーンで涙腺決壊。
誰1人としてたったひとつの感情で動いてる人っていないもんな…。
自分自身、ユカの気持ちに共感できる部分が多いというのもあるけれど、このシーンはズルすぎた。
憎しみや怒りに包まれた奥深くの純粋な感情が徐々に明かされる展開は好きです。

感想を書くために2週目プレイしたけど、最初に海に行くところとかもう泣いちゃう。
「海、でっかいよ。ユカはちっぽけだ」
この台詞だけでわかってほしい!わかって!!

どのルートもハッピーエンドを迎えても、罪の意識や弱い自分を背負い込んでこれからも生きていくっていう感じ。
全てがめでたしめでたしで終わるところじゃないところがミソだなーと。
プレイした後もどこかしら重く感じる気分になってました…w
これが生きるってことなんだね(誇張

憎しみや怒りといったマイナスな感情から大胆なアプローチで、純粋や成長を描いていくシナリオって個人的には珍しくて新鮮でした。
改めて、この作品に出会って良かったと思うのであります。

 「この世の50.78%は怒りで出来ています。残りの44.2%は憎しみで出来ていて、さらにその残り4.493%は糞尿です。そしてさらに、0.246%は反吐、0.182%が空腹で出来ています」

プレイが終わってからこの台詞の意味を考えると、とても感慨深くなりますね。
最後にこれだけは言いたかったのでした。